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2015/01/02
安全神話で拡がるネオニコチノイド系農薬
作物への浸透性があり散布しやすく効果が高いネオニコチノイド系農薬は、残効も長く減農薬として特別栽培でも多用されて年々利用拡大が進んでいます。
安全性が高いとされ、家庭用・ペット用殺虫剤、シロアリ駆除や住宅建材、ガーデニングや林業にも幅広く使われるようになりました。
一方、私たちの住む田舎では赤とんぼやトノサマガエル、ミツバチやスズメなど激減した生き物は多く、生物多様性が脅かされています。
「農薬の安全性が高くなって生物多様性が低下する」って、矛盾してますよね!?
先月、小松島市生物多様性協議会でNPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 副理事の中下裕子さんの講演があり、参加させて頂きました。
今回の講演はその答えに迫る内容であり、だからこそ皆が知るべき情報でしたので以下にご紹介します。
特定非営利活動(NPO)法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
JEPA (Japan Endocrine-disruptor Preventive Action)
ホームページ http://www.kokumin-kaigi.org
講演内容 http://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2011/03/Neonicotinoid2012-11.pdf
現状でネオニコチノイド系農薬などを全廃すると、正直なところ混乱は起きると思います。
しかし、農薬に頼らない上で生産性の高い有機農業技術は既に整ってきました。
中下先生は弁護士をされながら、自然農法も実践の上で活動されています。
殖彩ではネオニコチノイドを含む化学合成農薬全廃に向けて、栽培手法や使用資材をホームページで紹介しています。